周りのせいじゃ無い。だけど周りのせい。
オーストラリアに留学してから、周りの環境がガラッと変わり自分自身の行動の仕方も大きく変わったように思います。
私が一番気にしていたのは周りの目と私に向けられる言葉でした。
私のことをよく知ってくれている人程、
「はるかっていっつもやりたいことやってるイメージ」
と思うかもしれませんが、正直やりたかったけど思い切れなかったこと、言いたかったけど言えなかったことをこっちに来て行動できるようになりました。
と言うのも、その人達が私のことを心配してやめときなさいと言ってくれたり、あるいは嫉妬心から僻みを言われたり私に向けられる言葉と言っても様々な言葉があります。
幼い頃から、色んなことに好奇心があり、その中でもソフトボールはいつ何時でも一番でした。
しかし、この好奇心のせいで
「凄いね。」「はるかだからできるんだよ」
と言う言葉を何度も言われました。
嬉しい反面、どこか遠い目で見られているような感覚にもなり自分が頑張ることによって友達をどんどん失う感覚すらありました。
大学時代は(今も休学中で大学生ですが)特にスポーツ推薦の人が少なく、みんなが仲良くなれる授業の後の時間に出られず何人かから「本庄さん」と呼ばれていた程でした。
「スポーツで頑張って来たからすごい。」
「優勝したからすごい。」
「スポーツ推薦ってすごい。」
色んな解釈があったと思います。
自分のやりたいことと裏腹に
「みんなが当たり前のように友達になる空間」
に中々入ることができませんでした。
むしろ、私自身も積極的に友達を作ろうともしていなかったように思います。
同級生が今年の4月に卒業し、4年間を振り返ったときに私が友達でいられた人達は全員「私のことを1人の友達として見てくれた人」だと思います。
何を有名人みたいなことをと思う人もいると思いますが、尊敬の意味で「すごいな」と言ってくれる人と、どこか遠い目で見てる人は分かりますし対等な立場で会話できないのが本当に嫌でした。
そのせいか、この子にはここまで言える、この子にはこの話はできないと言う判断もいつの間にかするようになっていましたし、いつの間にかそのことすらしんどく無くなっていました。
しかし、私に転機が訪れます。
トビタテ留学ジャパンとの出会いです。
トビタテ生とよく話題に上がるのは、
「私って変わってると思ってたけど、私以上に変わってる人世の中にたくさんいるって知った」
と言う話題。
今まで言えなかったことを言えるようになったり、発信することの大切さ、夢を語ってもみんなが興味津々で向き合ってくれる環境。
そして何より躓いたときに、親身に聞いてくれる仲間が出来たことはトビタテ生にとって居場所になったと思います。
中には、「トビタテ生しか友達がいない」と言う人も出てくるくらい、今まで自分の本性を出すと嫌な顔をされた人が多かったようです。
そして、このことについて考えてみました。
言いたいことを言える環境にするとみんなポジティブに生きれるのでは無いかと。
トビタテコミュニティに入った当時は、正直トビタテ生にしか語れなかったことが、留学きてから友だちと直接話す機会も少なくなり、「もうどう思われてもいいや」と思うようになってから逆に応援してくれる人が増えました。
もっと早く発信すればよかったと後悔する反面、周りの環境って大事なんだなと改めて思いました。
そもそも夢を語るのが怖かった理由の中には、
過去に夢を語って、「何言ってるの?」と言わんばかりの顔をされたことが何回もあるからだと思います。
それって可能性を潰してしまっている訳ですよね。
もしかしたら、そんな大きな夢を持っている私の将来を心配してくれたのかもしれません。
逆に我が子や友達を心配して声をかけてしまう人にはこの記事を見て欲しいです。(私自身もお節介なところがあるので自分にも言い聞かせつつ…笑)
やりたいことの可能性を膨らませるのは自分自身。そして、周りの言葉はいい意味でも悪い意味でも洗脳されやすいんです。
だからこそ、周りの環境というのが非常に大事になってくるんですよね。
友だちとの付き合い方について、詳しくはこちらに書いているので今回は省略しますが、正直周りの友達は「自分に対して毒を吐かない人」を大前提に付き合うべきだと思います。
それが、自分の可能性を守る最善の方法だと思います。
周りのせいだけにするのは間違っていると思いますが、正直周りのせいでチャンスを逃し兼ねないのも確かです。
情報が回ってくる回ってこないのも周りの環境ですし、可能性を引き出してくれる出してくれないのも周りが大事。
トビタテを知ったから受けることができて受かったのも事実ですが、アンダー19のラストチャンスの情報が回ってこなくて受けられなかったこともありました。
アンダー19を受けられなかったことは、私の人生の中で1番悔いに残っています。
もしかしたら、中学時代共に戦ったピッチャーの子ともう一度同じチームで戦えるかもしれないチャンスを逃したので。
合格、不合格云々ではなくチャンスがあったのに知っていたのか知っていなかったのかで、これだけ大きな差があります。
このブログを読んでくださった方には、私の過去の経験を教訓に是非周りの環境を意識して欲しいなと思います。
はるか