ぶっちゃけオーストラリアのソフトボールってどんな環境なの?
オーストラリアでソフトボール留学をしているアスリートライターのはるかです。
今日の記事は是非ともソフトボール経験者、ソフトボールこれから続けたい人、もうとにかくソフトに興味がある人は読んでほしい。
オーストラリアのソフトボールを見た第一印象を伝えていきます。
初めましての方はこちらから↓
- 実業団がなく、全てがクラブチーム
日本のようにどこかの企業が雇ってチームを構成している形態はなく、全チームがクラブチームで行われています。
クラブチームに加入すること自体は簡単ですが、ワンシーズン300ドルくらいをグランド使用費用等でクラブに支払います。
クラブチームで構成されている分、かなり地域に密着していてグランド近くの人たちが見にきたり決勝でDJが来て音楽を流して、試合が始まれば実況してくれたり。
優勝したときの記事↓
ラフな風にも思われますが、A1のチームの中にはカーヤパーナピーさんを初めとしたオーストラリア代表選手がゴロゴロいます。
今年のウィンターリーグではA1とA2のチーム数の関係でかなり沢山代表選手とも戦うこともできました。
自分の実力さえ上がればかなり高い確率でオーストラリアの代表選手たちと一緒にプレーもしくは対戦できるので、かなりいい環境だと思います。
日本にはない感覚なので、初めて聞いたときは自分の英語を聞き取る能力が低いのかそれとも本当のことを言っているのか分からないくらいビックリしました。
オーストラリアでは殆どの競技がサマーとウィンターで分かれていて、年中ソフトをやりたい人は、どちらのシーズンもソフトのチームに加入します。
逆に「冬寒いし夏だけやろう」という半期だけソフトする人もいれば、「サッカーもソフトも好きだから半分ずつやろう」という二つの競技を半月ずつこなす人もいます。
日本人でよく「バレー体型」「ソフト体型」「陸上体型」といったように同じスポーツを幼い頃からずっとやっている子が多く、競技ごとに体型が分かれることも多いですが、オーストラリアではこういうことがあまりありません。
みんな幼い頃からいろんなスポーツに触れる機会が多いようです。
- 環境が整っている
私はクラブチームに加入するという話をメールを通してしただけだったこともあり、現地に到着するまで、現地のグランド状況も全くわからずどういう形で練習できるのか、どんな状況なのか全くわからない状態で現地入りしました。
現在もネットを叩いてもオーストラリアのクラブチーム自体が写真をあまり公表していません。
日本のスポーツと比べてかなり地域密着していて盛り上がっているのに、日本の人たちが全然知らないのが勿体無い…。泣
- 公園にナイター完備があるところもある
この写真を見てもらったらわかると思いますが、ナイター完備もかなりしっかりしていてボールがあまり見えにくいという自体もありません。
ここの公園の名前がDowney Park という公園なのですが、ソフトのグランド自体は五、六つくらい試合が一気にできるくらいあって、メインとサブがナイターができる+内野が土になっています。
他のグランドは高校生以下のチームがやっていることが多いです。
一軍、二軍までのチームで芝生でやることはありませんでした。
- 一つのチームにつき中学生年代から40代の人まで所属している
About us - Saints Softball Club - SportsTGから引用
これはサマーリーグで私が所属しているチームの形式一覧です。
日本ってクラブチームを除いて小中高大完全に分かれて行なっていると思いますが、オーストラリアは子供から大人まで一つのチームに所属し、学年が上がるごとにそのチーム内で自動的に上へ上がっていくようになっています。
その為、同じユニフォームを着たちびっ子たちが試合しているのをAグレードの子達で応援したり、同じチームに加入している大人が子供達のコーチや監督をやったりすることもあります。
この写真で見てもらったらわかるように、同じシャークスというチームで活動しているU 13で活動している友達です。
色んな年代の人たちが一緒のユニフォームを着てお互い応援し合えるのでかなりいい環境ですよ😆
- ピッチャーの足元がタータン
初めてプレートを見たときの感想は「滑りそう…」でしたね。笑
イメージとしては、陸上のフィールドの上で投げてる感じ。
スパイクが違うので、そこまで反発はありませんが利点としては削れない分相手の型によってグランドコンディションが左右されないことです。
欠点は大きく二つあって、慣れるまで少し怖さがある(滑りそうだから)のと、雨の日かなり滑ります。
雨の日にピッチャーが滑って投げれなくなったら、横から投げていいよと言われてタータンの左右どちらからか投げられるようになります。
- 整備は監督コーチが行い、選手はしない
もしかしたら聞いたことあるかもしれませんが、海外でグランド整備を選手がしないことは結構普通にあり得ることで、オーストラリアもその国の一つです。
そもそもピッチャーはタータンなのでしないのはわかりますが、私が初めて練習に行ったときにノックを受けた後整備に行こうとしたら、「しなくていいよ〜」と選手の子から止められました。
日本人からしたら、かなり気持ち悪く感じるかも知れませんがトンボを持つことすらさせてもらえなかったので、ここは文化になれるしかないようです。笑
- 日本と比べて練習量が極端に少ない
日本は週6練習当たり前、なんなら休みなんてなかったよっていうチーム多いのではないでしょうか?
オーストラリアでその話をしたら、「え、家族との時間は?」「そんなにやってしんどくないの?」とよく言われます。笑
そんなオーストラリアでは多くても週3、少ないチームだと試合の様子を見てその週の練習を一切しない場合もあります。
というより、基本自由参加。笑
行っても行かなくてもいいスタイルになっています。
ここで調整してね。というスタイルです。
はるか