⚾︎オーストラリアソフトボール日記⚾︎

オーストラリアでしたソフトボールをしながらブログを書いたり、留学生をサポートしています。

人間の心はカメレオンのようだ〜周りの環境、場所がもたらす効果とは〜

 

先日ツイッターでも呟いたこの記事。

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人って面白いくらい周りの環境と場所で変わってしまう。(もしくは変わることができる)

何でかなと考えるより、この原理をうまく使えば自分最強になるんじゃないか説に今回は注目して書いていこうと思ってます。

 

  • トビタテの先輩の話を聞いて思い出した事。

先日「スポーツ留学生のひとりごと。」でも紹介した中村弘一さんの事なのですが、アメリカに留学した初めはまさかのチームが廃部になっていて宿もお金もない状態で生き抜き、最終的にはアメリカ全土のNCAAチャンピョンでレギュラーポジションを取ってしまうというかなり高い戦績を残して帰国されました。

弘一さんを見ていると「いかに自分の身を厳しいところにおけるか」がかなり重要だと感じたとともに自分自身もそういった経験があることを思い出しました。

 

ご存知の方もいると思いますが、私の両親はかなりの親バカ。(ありがたい事です)ここから私の勘違いから成功していく根拠のない自信で今までやってこれました。

小学校の頃は監督から

「はるかは足が速いからセーフティーバントを覚えよう!」

と言われて一番か二番バッターをしていました。

最近聞いた話によると

「体が小さくて打てないから練習させた」

のだとか。笑

この事実を知らないままセーフティーバントを極めた結果、打率は内野安打で5割くらい、出塁率は6割くらいになりました。

この勘違いさせてくれる監督やコーチがいなければ私はきっとセーフティーバントをうまくなろうとも思わなかっただろうし、セーフティーバントをネガティブな思考で練習していただろうなと思います。

 

その後も特に父から褒めまくられ、おだてられ今まで私はいいピッチャーだと思い込んで、もっとうまくなれると信じ込んで練習しました。

その結果納得のいく結果を沢山出せたし、本当に周りに環境には感謝しかありません。

 

実は中学生時代もピッチャーを一人に絞ろうかと顧問の先生が考えていた程、もう一人のピッチャーとの差が激しかったみたいです。笑

(それなのに私は勝手に左利きだからその子よりちょっと勝ってるだろうなくらい思ってました。笑)

 

  • 自信を持って投げれた時とそうじゃない時の違い

大学時代かなり先輩に恵まれ、「本庄のおかげだよ」「ナイスピッチング!」と褒められまくった時代。

最後の学年で全く結果が出せなかった事。

この二つの場所を思い返すと間違いなく目的が違ったんだろうなと今ならわかります。

 

一回生の時に4回生が抜ける時、センターラインがごっそり抜けることとその先輩達が実業団で続けるほどの実績があったことでチームとしてはかなり不安な空気が滲み出ていました。

(空気には敏感な方なのでいまでもしっかり覚えています笑)

その時に

「え?私に対して信頼ないの?何で?」

とくらい思っていて、そういう風に不安がられていたことが悔しかったこと今でも覚えています。

その時は結果を出さなければいけなかったし、むしろ結果にコミットしました。

見返したいという気持ちで動いていたはずなのにいつの間にかみんなから信頼されて、結果先輩達と一緒にインカレ行きたい。という思考に変わっていました。

私の原動力は基本「悔しさ」と「誰かが喜ぶ顔を見たい」と思うこの二つです。

 

最後の代、そんなことを感じるよりも先に主務(学校と部活の組織の仲裁や西カレやインカレの宿舎の手配など)と副キャプテンという責任がずっしりとのしかかってそれどころじゃなかったです。

自分の容量の悪さと言われればそれまでなのですが、そういったストレス(日本語でいうとプレッシャーでもあるのかな?)を紛らわせるためによくお出かけもしたしマッサージにも頻繁に行っていました。

なんせ癒しが足りていなかった。

そういった状態で過ごした最後の代は怪我も重なりやり切ったとは言い難い結果でした。

コンディションが大事とよく言いますが、あの時は完全に心のメンテナンス不足でしたね。

 

結果が出ないからどんどん自信も喪失するという負のループに陥っていました。

 

  • オーストラリアに来てから勝てる喜びの根源に気づく

ブリスベン地区の大会で優勝したことで「勝つことがもたらすことってなんなのか?」を肌で感じることができた瞬間でした。

勝つことに重きを置きすぎるといつの間にか忘れてしまうこと。

優勝したいと思ったのは、

「全く英語が話せない私に優しく接してくれるみんなに恩返しをしたい。喜ぶ顔が見たい」

と心の底から思ったからです。

その為にはもう勝つしかない。

そう思いましたね。

だから勝てたし一番いいピッチングが出来たと思います。

久し振りに優勝することの喜びを最大限に感じました。

でね、このチームはいつも私のピッチングを褒めてくれていたんです。

だから勝ちたいと思えたし一緒に勝ちたいと自然と思えました。

 

結局周りの環境のせいにするなっていっても結構それって難しいんですよね。

 

大学最後の代うまく行かなかったのは間違いなく余裕のなさでした。

この余裕のなさがどこから来ているかというと環境が悪かったんですよね(ソフトしている時以外の場所なども含め)

一度逃げてみる、離れてみるとよくわかります。

 

  • 最後に

自分でどうにも出来ないことに嘆いたりすることあると思います。

まずは

「自分は周りの環境に簡単に変化してしまう」

ということを頭に置いておくとその解決にもなるし自分の場所が今どういう状態なのかにも向き合えると思います。

自分を責めるのではなく、心がカメレオンのように変わってしまうことを認めるところから始めて見てはいかがですか?

 

はるか