⚾︎オーストラリアソフトボール日記⚾︎

オーストラリアでしたソフトボールをしながらブログを書いたり、留学生をサポートしています。

スピードに勝るスキルなし。〜スキルより大切な信頼を勝ち取る方法〜

 

アスリートライターのはるかです。

 

www.softball111.online

 

日曜日にフェイスブックを見ているとこんな記事が上がっていました。

f:id:softball111:20180802170523p:plain

f:id:softball111:20180802170558p:plain

教師になりたい!という訳でもなかったのですが、

 

Cの「性格が明るく、アットホームな雰囲気を作れる方」になんだかピンときました。

 

私が今回応募した理由はこの三つ。

  • 日本人アスリートが働ける環境を増やしたかった(コネクションが欲しかった)
  • 日本語を教えるのはどういうやり方なのかを知りたかった
  • シンプルに日本語教師という分野に興味があった

 

 

見た瞬間すぐにメールを送り、自身の経験と今行なっている事を伝えました。

 

メールのやり取りはかなりスムーズに進み、メールをした日に面接日を決めることができました。

 

メッセージを送るときに意識したこと

私は大学で教育について少し学んでいたとは言えど、

 

正直黒板の前に立って誰かに教えるという経験がまだほとんどありません。

 

ではどうするべきか?を考えたときに

 

「条件に当てはまる人材であること」

 

をできるだけアピールしました。

 

  • 嘘を書かない。けど、盛る!!

嘘を書くと確実にボロが出ます。笑

私はもともと嘘をつくのが下手くそなので、絶対嘘はつかないようにしています。

嘘をつくくらいなら、「これはできないけど、こうやってカバーするよ!」という自己分析をしておくことがベターです。

今回の私の場合なら、a,bの条件に当てはまらなかったのですが、

「大学で教育について学んでいたし、教え方とかデモストレーション経験はあります!」

と書いたり、当サイトを見てイベントを開催しているのを見つけて

「浴衣の着付けができます!」

とイベントでの活躍できる様子を書いてアピールをしました。

 

  • 返信は見たらすぐ返す

最近ではラインをはじめとしたSNSが流行って来たこともあって、通知を

「早く返す派」「溜めてしまう派」

が分かれるほどストレスに感じている人も多いようです。

しかしながら、スピードに勝るものって本当にないんですよね。

私が今回面接のチャンスをもらえた理由は

「返信が一番早かったから」

でした。

日頃から大切なメールほどできるだけ来た瞬間に返せるように心がけることを意識しています。

どれだけスキルを持っていても、仕事なんて早いもん勝ちです。

掴みたいチャンスは、まずスピードを意識したもん勝ちです。

 

 

 

面接に行ったときに言われたこと、気づいたこと。

f:id:softball111:20180802180849p:plain

現地に到着して私が初めに言われたことは

 

「メールからも滲み出てたけど、ポジティブで明るい感じが凄く素敵ですね。教師に向いてるんだろうなと話さなくてもわかります。」

 

と教師歴10年以上の方から言ってもらいました。

 

そこから面接というよりどんな形で授業が行われているのか

 

生徒さんはどれくらいの年齢層なのかを教えてもらったり

 

私がオーストラリアに来ている理由などをお話ししました。

 

私の帰国が比較的近かったことと、面接結果が出る前に私からお断りすることにしました。

 

かなり前向きに教師になってもらいたいというお話を頂き、

 

「もし今回お願いしなかったとしても、またオーストラリアに帰って来たときにお願いしたい」

 

と言ってもらいました。

 

あえて自分から手を引いた理由。

 

「他の方からの応募もたくさん来ていて、その中に日本人教師の経験がある人や日本で学校の先生をしていた方もおられます。」

 

と言われたときに

 

「あ。ここは私がわざわざ勝手でなくてももっとここの生徒さんにできることがあるな」

 

と感じたからです。

 

少し面接のときの話に戻りますが、

 

「もしはるかさんがここで働くとしたら今週の土曜日からお願いしたい。」

 

と言われたんですよね。

 

仕事の関係上、イレギュラーな動きをすることがあるので、

 

固定シフトで必ず土曜日にこなければいけないこと、

 

そして今週の土曜日からとなるとすぐに教壇に立って指導ができるのか?

 

と言われたときに、間違いなく生徒さんにも迷惑がかかります。

 

わたしよりプロフェッショナルな人がたくさん応募していることを聞いて

 

「わたしの番じゃないな」

 

と素直に自分のスキルと照らし合わせることができました。

 

じゃあそこからどうしたのか

バス代片道3ドルをわざわざ払ってまで来たところで

 

何も得ずに帰るわけには行かない!!!

 

という気持ちよりは、

 

これから今日お会いしたご縁をどのようにお互いメリットにしていけるのか

 

を考えました。

 

わたしが提案したことは

 

「イベントスタッフとして関わっていきたい」

 

ということ。

 

先ほども少し触れましたが、祇園(京都)で働いていたこともあり

 

浴衣の着付けができます。

 

また、大学時代に一人暮らしをしていたこともあり

 

料理がそこそこ得意です。

 

これらのことを考えたときに

 

「日本の文化が好きな人たちに日本の文化に触れる機会を作ってあげたい」

 

と思ったわけです。

 

教員という立場より、もっとフラットな関わり方の方がわたしにも向いてるし

 

むしろわたしにとってプラスに働きました。

 

ボランティア精神が自然とお金を生む

イベントをすること自体は、

 

心の底から楽しいことをみんなで共有するイメージだったので

 

全くお金の話はしていませんでした。

 

むしろ相手側から

 

「謝礼金はお支払いしますし、イベントでの材料費などは回収しますので安心してくださいね」

 

と言ってもらいました。

 

誰かに対して、素直な気持ちで

 

「助けたい、一緒に何かできることはないか」

 

を考えたことが今回の結果に繋がりました。

 

信頼を勝ち取るためには、スピードとオープンな姿勢

 

今日面接をして感じたことは「スピードの大切さ」と「オープンな姿勢で相手に接することの重要性」です。

 

スピード感は正直誰にでも意識すれば直せるし、今日からでも始められます。

 

大事なメールほど、丁寧に返す必要があるのでめんどくさくなって後回しにしがちですが、先にやってしまった方が信頼に繋がりますし忘れにくいです。

 

また、オープンな姿勢で相手に接することはスピードの話と比べると少し難易度が高くも感じますが、少しずつ慣れて行くことが大切だと思います。

 

面接は合否ではなく出会いの場

f:id:softball111:20180802180916j:plain

恐らくほとんどの人が、面接のイメージって合否が一番重要と思っている気がしますが、

 

実際に一番手に入れられるものって面接官、御社の人事の方との出会いの場ではないでしょうか?

 

まずは相手に自分の自己紹介を。そして相手がどういう方なのかを知る努力を。

 

そういうお互いの気遣いがお互いのベストな状態で仕事ができる仲間になれると思います。

 

たかが面接、されど面接です。

 

自分のチャンスを活かすためにも、受かることを目的にしすぎずお互い最善な関わり方ができる方法を見つけて行くのも一つの道ですよ(^_^)

 

はるか