⚾︎オーストラリアソフトボール日記⚾︎

オーストラリアでしたソフトボールをしながらブログを書いたり、留学生をサポートしています。

オーストラリアで視覚障害者に出会ったときの正しい対応方法。

 

オーストラリアでソフトボールをしているアスリートライターのはるかです。

 

今回書くことはちょっと真面目な話なんだけど、より多くの人に知ってもらいたいので書きます。

 

バスに乗り遅れた日の出来事。

先日ダッシュしたのに、バスが1分ほど早く出発して仕方がなく歩いてジムに向かっている日の話。

ブリスベン都内の交差点を歩いていると交差点の隅っこで白い杖を持って立ち竦んでいる方がいました。

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https://grapee.jp/361458 参照

 

おそらく人混みもすごかったので迷ってしまったのだと思います。

近くに行ってみると、

「Excuse me…」

と小さな声で誰かに助けを求めているのがわかりました。

 

私が小学生くらいのときに、視覚障害者との接し方を習ったことがあり日本では何度かお声掛けをしたことがあります。

本当に少しの距離ですが誘導してあげたり、道の方向を教えてあげたりなど本当に些細なことですが。

 

オーストラリアという違った場所で、「英語がうまく伝わらなかったらどうしよう」「日本と方法が違ったらどうしよう」という二つの壁が立ちはだかりました。

 

しかし、私の性格上明らかに困っている人を放っておけるわけには行かず、思い切って

「Can I help you?」

と声をかけてみました。

するとそのおじいさんは、

「Yes. Thank you very much... 」

とホッとした様子で返信してくれました。

 

その後からは杖とは反対の方へ回り、彼が私の腕に捕まりながら信号を渡りました。

どこにいるのかを説明するために

「There is front of 〇〇」

と伝えると

「Where are you from??」

「I'm from Japan」

などたわいのない会話をしながら向かいました。

 

彼が

「I want to go to bus station 39」

と言うので、わからないながらも一生懸命39番のりばを目指してゆっくり歩きました。

 

到着すると、足の感覚でわかるみたいで

「Yes! Yes! Here!!」

と伝えてくれました。

 

対応方法はオーストラリアも日本も同じ

はじめに彼に話しかけるときは、大きな声で後ろから叫んだりせず横あたりから声をかけることを意識しました。

また、歩き始めるときには私が腕を引っ張るのではなく、彼が私の腕をつかむ事が正解。

日本で視覚障害者の方が、あなたの腕を持つんだよ。と習ったものの自信がなく彼の腕に触れると、彼から私の腕を優しくつかんで一緒に歩きました。

 

もしかして世界共通なのかな??

 

日本でも海外でも知っているだけで救える事がある。

このことを日本で知っている人は何人いるのでしょうか?

そして、この助け方を知っている人が何人声をかけてあげられるのでしょうか?

今回ブログを書いたのは、オーストラリアだけではなく日本の方にも1人でも多く知って欲しいと思ったからです。

私は身内に視覚障害者がいるわけでもありません。

ただ、小学校の時に習った事が記憶に残っていてそれを今でも生かせている事は確かです。

知らないから助けない→知っているから助けられる

という世の中になればいいなと思っています。

 

読んでくださってありがとうございました。

 

はるか